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2023年月の生徒の秀作

学生の書

幼「はる」

筆を大きく動かして元気に書けました。それぞれの字の中にある三角形を書くところがとても上手です。


小学六年生「富士山太平洋」

縦長、横長の字の組み合わせが難しい課題ですが、大きく力強く書いています。各行の中心を意識して、きちんと書けました。


中学一年生「修養の結晶」

一つ一つの文字の形を大切にして5文字をきちんと半紙の中に収めています。画数が多いので、太い線は書けませんが、筆の弾力を生かして力強い線になっています。



大人の書

「山眠凍晴」(草書)

「山眠(る)」は冬の山の静まり返った様子を表す言葉です。「凍晴(いてばれ)」は凍てつくような寒い快晴の日をいう言葉です。

やわらかい線で、しかも力強く書かれています。それぞれの字のバランスもとても良い。


「名立形端表正」(草書)

やわらかい線質で、全体のつながりも良い美しい作品です。

草書の基本の筆遣いがしっかりと自分のものになっています。


「水たまる池の堤のさし柳この春雨に萌え出でにけり」

(みつ(川)た(多)ま(万)るい(以)け(希)の(能)つ(徒)ゝみ(美)の(乃)さしやな(奈)き(支)このは(者)るさ(佐)め(免)に(二)もえいてに(耳)けり(里))

空間の取り方がよく、きれいなチラシになっています。前他の流れもよく、かなの良さが十分に出ています。